Introduction
ひとつの椅子が
できるまで
The flow that one chair is born
木製椅子
はじめに
山形県の森林面積の内訳はスギ 28%、ブナ 34%、ナラ 32%となっています。そこで県では、県産材広葉樹の活用を促す活動を行っています。また、それとは別に弊社ではOEMメーカーであるがゆえに、企業案内や技術紹介に利用できる家具素材が無いという課題がありました。弊社ではこれらを動機としてイスの開発に取り組むことでようやくこのような紹介ができるようになりました。
開発の流れ
デザイン
今回のデザインは手書きの三面図をもとに致します。
他にDXFやParasolid等のCADデータをもとに開発することも可能です。
(画面画像は、画質を落としています)
図面検討
デザイナー様との打合せを行い、意匠、ポイント等を打合せます。
※今回の開発では生産効率や量産といった制約を一切なしに自由に
デザインを起案していただきました。
モデリング
当社ではFull 3D CAD を使用しています。
三面図をもとに3Dデータを作成していきます。
パーツ単位にバラしたり組み合わせたり3D CADの機能をフルに
活用してモデリングを行っていきます。
作図
デザイナー様との打合せを行い、意匠、ポイント等を打合せます。
※今回の開発では生産効率や量産といった制約を一切なしに自由に
デザインを起案していただきました。
木取り
部材寸法をもとに板材をカットします。
木取りと言います。
加工
弊社では汎用機を使用した加工の他に、同時5軸制御NC装置
を使用した加工を得意としております。
3Dデータを利用した加工データを作成しシミュレーションを
行い、実際の加工前の動作チェックを行います。
仕上げ
切削加工後のパーツを手仕上げで研磨します。
塗装
ブナ素材そのままの色味を出すためにクリアのみとしております。
完成
完成です。